ポリプロピレン(PP)製酸洗槽
ポリプロピレン(PP)製酸洗槽は、従来の酸洗槽(鋼鉄+ゴムライニング+耐酸れんが)よりも耐薬品性に優れ、補修や処分も容易なため、国内外で転換が進んでいます。
特徴
- 均質ポリマーなので表面に損傷を受けても劣化が進行しにくい機器です。
- 軽量で、耐薬品性・耐衝撃性に優れています。
- 工場で製作して現場に輸送して据付することができます。
- メンテナンスは、簡単な目視チェックと肉盛溶接作業のみなので手間がかかりません。
用途
鉄製・FRP製の塔・槽類からの転換をおすすめします。
物理化学的性質
以下の表は横にスクロールができます。
項 目 | ポリプロピレン | ポリエチレン | ポリ塩化ビニール(FRP) | |
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密度 | g/cm3 | 0.90~0.91 | 0.94~0.965 | 1.65~1.72 |
融点 | ℃ | 168 | 140 | 75~105 |
引張り強さ | Mpa | 29.40~37.20 | 21.36~37.93 | 20.58~34.30 |
圧縮強さ | Mpa | 37.20~54.88 | 18.62~24.50 | 13.82~18.62 |
曲げ強さ | Mpa | 41.16~54.88 | - | 28.42~42.14 |